2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

朝令暮改の発想(1/2)

「基本の徹底」と「変化への対応」を説かれる鈴木敏文氏の最新作です。朝令暮改の発想成否をわけるのは、どれだけ的確に変化をつかめるか、変化対応力の有無です。(4ページ)ダーウィンも、「強い者ではなく変化に対応する者が生き残る」と言っています。知…

マックからマックへ転身した社長

マックからマックへの転身が話題になって原田社長の最新作です。ハンバーガーの教訓未熟でいるうちは成長できる。成熟した途端に腐敗が始まる(5ページ)マクドナルドの創業者であるレイ・クロックの座右の銘だそうです。ビジネスは常に未完成ということを伝…

魂の富の作りかた

セリフが絶妙な犬飼ターボさんの最新作です。DREAM 成功者が教える魂の富の作りかたお客さんの欲しいと思っているものをお店に揃えるのは当然だけど、少しでもその人の人生がよくなるような何かを提供して啓蒙することに、私はビジネスを続ける意義を感じる…

けもの道をゆく

梅田望夫さんの「ウェブ時代をゆく」で触れられた「けもの道」に関する本です。勉強はやめて、けもの道を走ろう!「ウェブ時代をゆく」では「高速道路とけものみち」という比喩を使っている。IT時代はテーマと自由時間さえあれば高速道路に乗って一気に最先…

デザインの深読み

とっても面白い本でした。デザインの深読み70年代に比べて、マーケターの立場が強くなったといえる。先鋭的なデザインが受け入れられない可能性は高い。(中略)しかし、いまの消費者が求めているものだけでは、未来のニーズを開拓することはできないだろう…

ブログというプラットフォーム

メディア論を語らせたら右に出る人がいない小林弘人さんのコラムです。あなた自身が「誰でもメディア」の勝者になるには?(後編)ブログは、特にグーグルなどの検索エンジンがもつアルゴリズムと相性が良かったこともあり、まったく無名のブログでも更新を…

耳の痛い話

いつも辛辣な内容で良い刺激を受ける山本一郎さんのコラムです。無謀な計画を立てる部下をかわいがる社長は死んで欲しい件ワンマン経営者は単独で存在しない。そこには必ず社員に、心底イエスマンな奴が存在する。しかも、そのイエスマンぶりを隠すことなく…

ラジオは脳にきく

いろいろと脳の働きに関して、認識を改めさせられる本でした。ラジオは脳にきく前頭前野が活性化していないというのは、いい換えれば、脳が面倒くさがり屋になっているともいえる。考えるのが面倒くさいから、思いやりもなくなってきている。脳の回路でいえ…

再起のための人生学

経営に行き詰った人たちの無料相談の奉仕活動(「八起会」)に全力で取り組まれている野口さんの著書です。再起のための人生学急激に伸びれば、必ずどこかでダウンする。もともと急成長が異常なのであって、異常な状態はそうは続かないのが道理である。かの…

変人力

昨晩は、ダイエーの社長だった樋口さんの話を聞きました。いろいろと印象に残る言葉がありました。 誰かが見てくれていることが、モチベーションの源泉になる。地頭の良い人が現場経験を積むと、いい経営者になる。多様な経験は、人間に厚みを与える。トップ…

成功した起業家の共通点

実際のベンチャー起業家との対話から紡ぎ出された真実がよくまとまっています。成功した起業家はなぜモチベーションを持ち続けられるのか自分の可能性を信じて言い訳をしない、そして他人と比べない。そんな勇気から潜在能力の顕在化は生まれます。そのため…

腐ったバナナを捨てる法

週に1冊は読んでいる自己啓発本の中では、決断を促す良い本だと思いました。腐ったバナナを捨てる法成功をめざすのであれば、動くことこそがカギである。夢の方向に向かって動きつづけさえすれば、過去にとらわれない人生へと近づいていける。(13ページ)未…

夢がなくても人は死なない

「下流社会」がベストセラーになって有名になった三浦展さんの考えがよく分かる一冊でした。夢がなくても人は死なないまず、前提として、「下流社会」で語られていることは、データを分析した結果であって、「自分らしさを求めるのは下流である」というのは…

師匠を持っている人は幸せです

タテ糸とヨコ糸は、人間社会を織りなす重要な要素です。インターネットの浸透で、社会がフラット化していくと言われる中で、格差社会に対する警戒感が叫ばれています。情報という観点ではフラット化(ヨコ社会化)する一方で、富や資産という意味では格差が…

センスのいい書店

本が好きな人にとっては、いい書店との出会いは重要なことです。携帯電話の使用を極力控えている私の時間つぶしは、主に読書と書店徘徊です。行きやすい書店ではなく、センスのいい書店に行くこのコラムの筆者は、センスのいい書店の4条件を挙げています。(1…

日本のものづくりには、マネジメントは不要だった。

世界的なデザイナー、奥山清行氏の言葉は、とても示唆に富んでいました。伝統の逆襲安価な大量生産品は、けっして消費者に感動を与えない。したがって、今後の日本は価格競争に汲々としてはならない。日本が舵を取るべきなのは「価格競争」ではなく、「価値…

「自分探し症候群」から抜け出すために

サブタイトルに引かれて買った本です。やりがい論絶対的に「やりがいのある仕事」や「面白い仕事」があるわけではなく、同じ仕事に対して、「やりがいがあると感じられる」か、「面白いと思える」か、なのです。(30ページ)キャリア相談で最近多い質問は、…

働く意味

ホームレス経験もあるオウケイウェイヴ・兼元社長のメッセージは、とてもユニークです。働く意味仕事の目的は「キレイゴト」でなくてはならない。だって自分の人生の多くを使うのだから、意味と価値がなければ一生懸命になんかやれないと思う。(4ページ)本…

ビッグイシューのビジネスモデル

東京でも時々目にする「ビッグイシュー」ですが、300円に値上げしても部数減はなく、収益化しつつあるようです。ビッグイシュー「内容が好評」 値上げで黒字化 ホームレス支援雑誌値上げで販売員の利益は一冊百十円から百六十円に増え、一人一日の標準的な売…

脳と日本人

今年最初に読んだ本は、松岡正剛さんと茂木健一郎さんの対談集でした。脳と日本人編集というのは、新しい関係性を発見していくということなんです。スピーチだって料理だって、商品開発だって、「印象に残る」とか「おいしい」とか「便利なものを提供する」…

オリンピックイヤー

2008年の世界の行事としては、北京オリンピックが最も注目されると思います。アメリカ大統領選挙(11月)もあるし、ロシア大統領選挙(3月)もあるようですが、実際の政治以上にスポーツの持つ意味は大きい気がします。ローマオリンピックの年に生まれた私は…