機会はいつもタダ働きからやってきた

キャリアの真実が書かれていました。

機会はいつもタダ働きからやってきた

会社に入って素晴らしいのは、苦手な仕事も引き受ける機会があることだ。先輩たちの見よう見まねで頑張って、分からない時には教えてもらう。個人事業主では苦手な仕事を請けるなんてリスクを取ることは難しいし、それ以前に相手から頼まれない。
苦手な仕事を引き受けることでスキルアップや他人の仕事への理解が深まります。

自分は別に下心があってやった訳じゃなく、その時々で知的好奇心を満たし、社会と繋がりを深めることのできる選択肢を選んできた。別に元を取るつもりはさらさらなくて、単にそれが大事なことで、やりきること自体で満足できたからそうしてきたのであって、最初からリターンを期待して授業料と割り切って自分を安く売ったところでモトを取れるかというと甚だ怪しい。
リターン狙いで効率的に動いても、結果的には非効率に終わることが多いものです。同じ結果なら、知的好奇心や社会との繋がりを感じられる選択肢を選ぶべきだと思います。

ボランタリーな活動って意外と後から機会を生むことが多いのは確かだが、こういうのって志が志で返ってくるという話であって、最初からリターン狙いでどこに授業料を払おうにも、短期的にはリターンが返ってこずに失望したり、目が曇って体よく使われてしまうのではないかと余計な心配をしてしまう。
リターン狙いより志。世間では、ツキがあると呼ばれていますが、ツキの有無は志の有無に比例するようです。
オープンソースの逆襲

オープンソースの逆襲

オープンソースがなぜビジネスになるのか (MYCOM新書)

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ブログの世代交代

昨年末はブログ限界論がホットな話題でしたが、エキサイト山村社長のブログ引退は、世代交代を意味するのかも知れません。
エキサイト山村幸広社長のブログ引退

世代交代の背景に関する説明としては、一見分かりやすいコラムがありました。
そろそろブロガー第一世代は交代か

いわゆる「アルファブロガー」がアレな感じになってしまったのはべつにアルファブロガーなんたらの企画のせいではない。ただあれが毎年前年のアルファブロガーをチャラにする企画だったらまた「行き詰まり」感は薄かったかも、とは思う。おもな理由は単純に「看板(言葉)が古くなってきたのにそのまま」というだけの話なのだろう。
登場当初は新奇性があっても、自己変革がないと陳腐化していきます。

最初はアルファブロガーブロゴスフィアの話題を引っ張る、みたいな感じだったけど、最近ではただ上に載っかってる、という印象が。ただの印象だけど。で、最近はtwitterとかmixiとかtumblrとかニコ動とかいろいろあるし、第一世代のやる気(というか注意)が拡散してるというのもありそう。新しもの好きが多そうだし。具体的な数字があるわけじゃないけど、観測範囲内では去年の後半あたりから閉鎖・放置されるブログが増えた。放置じゃなくても更新頻度ががくっと下がるとか。
いわゆる第一世代は、新しもの好きであることは間違いないと思います。最近は、twitterにその傾向が顕著に見られると思います。

「それじゃあ第一世代は引退するのか」というとそういうものでもないだろうし、なんとなく続けていくうちに新しいスタイルを見つけていくのかもしれない。あんま気合い入れずに模索する、みたいな。その先のほうになにがあるのか、と聞かれたら、いやその「なにもないところ」で続けていく方法を見つけるのがポイントなのかも、と答えてみる。ツールを替えたとしても新しいものが生まれるわけではないのだし、サイトやっていくのは持病とつき合うみたいなものなのかもしれない。
流行不易の言葉によれば、ブログには「不易」の部分があると思います。新しいコトの経験を語るツールとしてブログが存在する訳で、新しもの好きのプロモーションツールとしてブログは欠かせないものだと思います。「持病とつき合う」という表現は、言いえて妙だと思いました。
しょこたんぶろぐ貪欲デイズ

しょこたんぶろぐ貪欲デイズ

MovableTypeで今日から始めるカスタムブログ4.0完全対応

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ブログの効用

3年近くブログを書いているせいか、「ブログは何の目的で書いているのですか?」とよく聞かれる。やりたいことしかやらない主義としては、書きたいから書いているとしか言いようがないのだが、ブログの効用について、少し考えてみた。

1.自分の頭の整理に役立つ
ブログを書き始めた当初、寝付きがよくなり、寝覚めが爽やかになった。睡眠は脳が情報を整理整頓する時間だと言われているが、床に入る前にブログを書くと脳が準備万端になり、情報の整理が進むようだ。単なる走り書きではなく、他人が読むことを前提にしているので、より客観的に頭の整理ができるような気がする。

2.つながっている感が得られる
コメントなどでアドバイスが得られたり、読んだ感想を頂くのは、とても嬉しい。関心の濃淡は別にして、人間として認知されているということは、生きていることに関する充足感につながる。思わぬ人から貴重なアドバイスをもらったり、自分が気づいていなかった視点を提供してもらう、という実際のメリットも大きい。

3.他人に気づきを与えられる
やや僭越ではあるものの、独自の視点を提供することで、他人に刺激を与えることもあるかと思う。いろんな人の考えや視点を知ることで、個人の考えが深まることは確実なことで、他人に対してそういう機会を提供できるのは、とても嬉しいことである。批判や非難を受けることもあるが、それを補って余りある効用だと思う。

まとめてみたものの、結局「書いていて楽しいから続けてる」というのが、一番実感に近い。書いたことのない人ほど、何故と聞いてくるが、やってみて楽しいかどうかを感じてもらうことが大事だと思う。人間は、いつも実益があるから行動する訳ではなく、実益は行動するための言い訳だったりするのだと思う。

「手帳ブログ」のススメ

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アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから (NT2X)

アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから (NT2X)

常識破りの組織に変える33人の否常識

セス・ゴーディンの面目躍如な一冊です。

常識破りの組織に変える33人の否常識

成長するには、常識を破るしかない。常識を破れるかどうかは、あなたが周りをその気にさせられるかどうかにかかっている。(21ページ)
今のビジネスは、消費者を驚かすことが必要です。常識を破ることで、驚きや感動が生まれます。

何かに名前をつけると、組織は変わる。名前があれば、社員はその対象物を測ることができる。改めることができる。話し合うことができる。また、排除することもできるのだ。(58ページ)
松戸市役所のすぐやる課、セプテーニのひねらん課、名前が行動を促します。

組織外の変化の度合いが、組織内の変化の度合いより大きくなったら、もう我われは終わりだということだよ。(91ページ、ジャック・ウエルチ)
変化対応力が企業の寿命を決めていきます。生き延びていくには、組織の外の変化以上に、組織内での変化が必要です。

市場で新しいことを成し遂げたいなら、自分自身をリニューアルしなければいけない。そのためには、他の仕事と同じくらい、真剣、厳格、創造的になる必要がある。だから、外に出よ!(96ページ)
変わっていくことは居心地の悪さも伴います。心地良い組織から外に出て、自らを変えていく必要があります。

安全だと思われる方針は、絶対に危険なのだ。(126ページ)
一番安全だと思われるものは、手っ取り早く出来てしまいます。組織内にいる人は安心できますが、消費者に驚きは生まれません。

組織が行き詰るのは、社員に創造力がないからではない。創造力とは、大部分が反復と並置の繰り返しである。すべてをややこしくするのは個人の自己検閲と、型破りなものに対し、自然に抑制機能を働かせてしまう組織の性質である。今度自分を批判したくなったら、創造力のなさを嘆くのではなく、臆病な自分(と組織)を責めることだ。(140ページ)
組織や自分自身の防衛本能が創造性を殺してしまいます。

エネルギーは、アイデアのなかにあるのではない。実行のなかにある(148ページ)
常識破りの組織に変える 33人の否常識

常識破りの組織に変える 33人の否常識

「紫の牛」を売れ!

「紫の牛」を売れ!

脳を天才にする!勉強法必勝バイブル

単なる受験本ではなく、ビジネスマンにも有益な内容です。

脳を天才にする!勉強法必勝バイブル

私の考える”勉強”とは、「脳の機能を適切に生かし、仕事や生活に役立てること」を指します。(9ページ)
勝間和代さんをはじめ、勉強本ブームですが、脳を活用する、というところがポイントになるのでしょう。

脳は自分で痛みを感じることができない分、「がんばれ」という精神論を押しつけていると、無理して限界を超えてしまい、結局は脳の機能を低下させてしまいます。(20ページ)
精神論と脳との相性は良くないようです。うつ病の人に対して「がんばれ」が禁句なであることと同じのようです。

楽しい勉強こそが頭をよくする近道だ(24ページ)
もともとの頭の良し悪しではなく、楽しくやることが重要です。

やる気が出ない有力な原因として。「運動不足」が挙げられます。(49ページ)
頭と体は別々のものではなく、連動しています。

大切なのは、「顔とは人体の中で唯一、自分の意志で感情に踏み込める場所だ」ということです。ですから、やる気が出ないときでも作り笑顔をして勉強すれば、脳が「楽しいな」と騙される。それによって、徐々にA10神経が活性化して、前向きになれるというわけです。(77ページ)
意識的に笑うことで、脳の状態が良くなり、活発化します。それによって、能力をフル活用できる状態になります。

記憶術に関しても、いろいろと紹介されています。

何かを覚えたいと思ったら、その情報を物語のように仕立てたり、自分なりの感想を抱いたりして、とにかく感情を動かすこと。それを癖にしようというのが、ドラマティック記憶術です。(88ページ)

クリエイティブ記憶術とは、まず物事の「何が重要か、何が問題化」というポイントを探し、次に「なぜその名称がついたのか」を予想し、さらに「何か似ているものはないか」を探す、このプロセスによって、情報を精緻化して記憶することなのです。(96ページ)

「この部分に興味がある」「ここは覚えたい」と思えるところから覚えていけばいいのです。逆に、覚えにくいところは後回しにするのが大原則。これを名づけて、「エコひいき記憶術」としてみました。(117ページ)


人は不安があるからがんばるのであって、まったく不安がなければ、勉強する意欲も、試験場で1点でも多くもぎ取ろうとする意欲も湧いてこない(180ページ)
緊張や不安を取り除くために、抗うつ剤を飲むのは良くないようです。緊張を完全になくしてしまうのは好ましくないようです。

よい睡眠は、脳全体の機能を回復させることと、ストレスに対抗する物質を確保することの両面から、ストレス耐性を高めるものなのです。(188ページ)
考え込むのではなく、いい睡眠を取ることが何よりのようです。
脳を天才にする! 勉強法必勝バイブル (講談社BIZ)

脳を天才にする! 勉強法必勝バイブル (講談社BIZ)

「脳力」をのばす!快適睡眠術 (PHP新書)

「脳力」をのばす!快適睡眠術 (PHP新書)

最短で結果が出る超仕事術

普通の人の10倍の仕事量をこなしながら、残業なし・土日完全休みを実現するテクニックです。

最短で結果が出る超仕事術

たくさんの文献や資料を調べるうちに、目的以外の箇所にも何度も目を通すことになり、いろいろな知識や情報をいつのまにか覚えてしまうのです。(21ページ)
文献や辞書を使うと、電子辞書やネット検索では得られないメリットがあります。一覧性の中で、関係のない情報を目にする効果は意外と大きいものだと思います。

着手さえしてしまえば、仕事の半分は終わったようなものだ。(35ページ)
最初はやる気が起きにくいときでも、始めてしまえば、いつの間にかやる気がでてくるものです。案ずるより産むがやすし。

素晴らしい成果を上げている人たちでも、最初は試行錯誤や押し合いへし合いを繰り返しながら、少しずつ成果を上げるコツをつかんで、やがて頭角を現していくのではないでしょうか?(58ページ)
最初から最短経路を求めても得られるものではありません。急がば回れ、試行錯誤を重ねてこそ、自分に合った方法が見つかります。

決断の遅い人間は、仕事ができない(94ページ)
決断を遅らせれば遅らせるほど、事態は悪化することが多く、結論先送りは仕事に停滞をもたらすだけです。

銀行と言えば、紳士的なイメージが一般的だと思いますが、後先を考えずに強引なことをする行員も、私はいろいろ見ています。いや、かつての金融機関では、それが普通の営業だったかもしれません。個人、法人を問わず、突然訪問して、「10分で結構ですから、話を聴いて下さい」と懇願するのです。(111ページ)
銀行内の組織の都合が優先で、非常識な行動を平気で取る銀行員は今も絶えません。自分は特別な存在なんだと思い込んでいる人が多く、大いなる勘違いです。銀行員とCAには、勘違いした厄介な化石がたくさん残っています。

仮に仕事においてパレートの法則が当てはまったとしても、20%と80%は一体不可分なものであって、20%だけのいいとこ取りは決してできません。それが、私が試行錯誤の末に得た結論です。(150ページ)
80%の成果を上げる20%の部分だけやれ、みたいに言う方も多いのですが、実際にやって見れば、そんなことは不可能であることが、すぐ分かると思います。コンサルタントは実行不可能なことをロジックだけで語ります。

別に部署や勤務先が変わらなくても、内容の違う仕事をすることによって、人は各人各様の”晴れ舞台”に立てる可能性があります。(188ページ)
同じ会社や部署にいても、他の人ができないことをやっていれば、必ず日の当たる場面は訪れます。それを待ちきれずに、転々とすると一生日陰で暮らすリスクを背負い込むことになりかねません。

「約束を守る」というのは、社会のルールの中でも、最低限かつ最重要なルールです。(210ページ)
最短で結果が出る超仕事術 (講談社BIZ)

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最短で結果が出る超勉強法 (講談社BIZ)

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北京五輪へ向けてWeb2.0も走る

チーム・インテリジェンスのサイトが、2月1日リニューアルしました。

北京五輪をめざす「チーム・インテリジェンス」を特設サイトで応援 その想いをELTが歌に

「はたらくを楽しもう(TM)」のブランドスローガンを掲げる同社が、北京オリンピックをめざすアスリートの中から、とくに自らの夢や想い、目標に対して「前向きな意思をもって取り組み、それを楽しもう」とする姿に共感できるアスリートを選んで「チーム・インテリジェンス」を組織した。
アスリートの懸命な姿は、ミラーニューロン効果で多くの人にやる気を与えます。男性や女性、いろんな競技が加わることで、より多くの人が共感を共有できると思います。

1日からは8人の選手たちが「特別ブログ」を展開。選手たちの練習のようすやオリンピックへの熱い思い、さまざまなエピソードを綴る。ブログは為末選手からスタート、随時更新する予定。また、選手への応援メッセージをオリンピック終了まで募集。このうち2月末までに届いたメッセージは、アーティストのEvery Little ThingELT)がその想いを受け止めて応援ソングを制作、選手たちに「声」を届ける。2月16日からはフジテレビ系列の全国ネットに選手に密着したドキュメンタリー風CM「カウントダウン」篇を毎回異なる素材でオンエアして、アスリートたちの「夢の舞台」を後押ししていく。
選手ブログ、ブログに対するコメント(応援メッセージ)、コメント集を作り人気アーティストが歌にする。さらにTVCMで露出と、まさにWeb2.0クロスメディアの手法がテンコ盛り名な感じです。スポーツは感動を与えます。結果が明確な分、プロセスへの注目度が高まります。日本を元気にする機会になることを大いに期待しています。

チーム・インテリジェンス